クロスオーバー歪の改善は簡単ではない

先日、B級アンプのクロスオーバー歪を改善するのに、ベース・エミッタ間をダイオードでバイアスして、上手く行ったと思っていたけど、アンプの出力電流を増やすとクロスオーバー歪が出てきてしまう。

アンプの出力を変えるとベース・エミッタ間の電圧も変わるので、一定電圧のダイオードのバイアスで色々な動作状態でクロスオーバー歪を改善する事は無理ではないかと言う不安が的中。

オペアンプは、クロスオーバー歪を補正してあるので、出力電流の大きなオペアンプが無いかとググってみたら使えそうな物が有りました。

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電源電圧は±30V、出力電流は3Aなので、低オン抵抗のPOWER MOS FETの駆動に使えそうです。オペアンプなので非反転増幅回路でPOWER MOS FETを駆動する10V~20Vの出力も2個の抵抗で簡単にできそう。1個税込み998円(1回路のみ)ですので試してみようと思います。