B級アンプのクロスオーバー歪を改善する

オペアンプのTL082の出力電流は、40mAなので大電力のパワーMOSFETを駆動するには力不足。2SC2120Yと2SA950YのB級アンプだと800mA位の出力を取り出せるので、作ってみたけどクロスオーバー歪が凄い。

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こんな感じ。で、バイポーラTrの立ち上がりの非線形な部分をショットキーDiでバイアスしてみる事にします。

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回路はこんな感じです。出力波形は、

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クロスオーバー歪がほぼ無くなり、ほぼきれいな正弦波の出力が得られました。パワーMOSFETの駆動に使えそうです。

パワーMOSFETのB級アンプにも同じような事が起こるので、GS間をバイアスしてほぼきれいな正弦波を出力出来るようにしたいと思っています。

オシロスコープは、アナログ回路の設計には必需品ですね。