禁酒2日目

昨日、船室内の天井の高さを測り忘れていたので、早く帰って来ようと午前中から出かけた。だけど、天井の高さを測り終えると、せっかくマリーナまで来たのだからと、電気系統の配線状況を調べ始めてしまった。

説明書の無い中古船を何も説明が無いまま、ポンと渡されたので今まで手探りで、こうするにはこうやるんだと学んできた。まだ船の中には、分からない配線や機械が色々有る。自分のため、誰かのために説明書を作りたいと思っている。

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これは、3相交流発電機の電圧を安定させるAVRの中身。U、V、Wは多分3相入力で、J、Kは回転子の電流をコントロールして出力電圧を安定化させる端子。Pは何だろうと電圧を測ってみたら直流の12Vでした。内部回路用の電源のようです。

AVRの接続先は、80kWの3相交流発電機で、3相出力からは2本ずつ太い配線が出ていました。

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交流の分電盤には、確かに下から2本ずつ太い配線が来ています。ブレーカーは左側の2つが30Aで右側の3つが50Aです。50Aの方はAC220Vですが、30A方にはAC110Vもあるはずですが、調べてくるのを忘れました。後で調べます。

これは、エンジンリモコン用のコントロールユニットの上部配線です。写真には写っていませんが、下部に増幅器と呼ばれる物が入っています。

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端子板の左側が、外部との入出力線です。全ての接続先を確かめて、意外な事も分かりました。

ステアリングの前方には、舵角を示すアナログメーターが付いていて、左右の太めのパイプの油圧で動作しているんじゃないかと思っていたけど、一番下のPは+24V、NはGNDで、ここからの配線が舵角を示すメーターの左側に入っていた。つまり電気式・・・

また、B1~3と1~3Pは、舵まで配線されていて、

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アームが付いたボックスをコントロールして、舵角をコントロールしていた。さらに、右側の角度ゲージが付いたボックスからの配線が、舵角を示すアナログメーターの右側に入っている事が分かった。オシロスコープが有ったら、全てのアナログ入力の電圧も測ってみたい。

久しぶりにエンジンを掛け、コンプレッサーを回してエアクラッチを入れて、発電機を回してみた。

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エンジンの回転を上げて周波数(60Hz)を合わせてから、AVRで電圧を220Vに合わせる。忘れかけていた・・・

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エンジン回転は、1900rpmくらいです。

コントロールユニットにもオート、ホイール、リモート、ボタンの4つのセレクターがあるけど、名称通りの動作ではなく、ステアリングとリモコンの切り替えは出来るけど、潮立装置との併用が今一良く分からない。今度出港した時に確かめよう。